玄関が寒い！おすすめの防寒対策について紹介！

玄関は日当たりの良い南側に配置されることは少なく、どうしても冷えがちな空間です。
玄関の冷気は玄関以外にも影響を与えますので、出入りで使うだけだから、と後回しにせず防寒対策を考えておくのがおすすめです。

□冬の玄関が寒くなる原因とは？

冬の玄関が寒くなる原因のうち、主要な要因と考えられる3つについて紹介します。

家造りの際、間取りを検討する段階で、すでに玄関が寒くなる原因を生み出していることが多いです。
それは、日照時間が短い方角である北東や北西に玄関を配置してしまうケースです。

周辺環境によって異なる部分はありますが、日光が長く当たる方角は南向きです。
リビングやダイニングは長時間過ごすことが多く、来客を招き入れる場所でもあるため日当たりが良い方角に配置することが多いです。
すると、必然的に日当たりを考慮しなくていい玄関を北側に配置することになってしまいます。

築年数が経ってくると、玄関ドアは経年劣化を起こします。
ドア枠との間に隙間が生まれやすく、ドアを閉め切っていても外の冷気が侵入しやすくなります。
隙間がある状態では、たとえ日当たりの良い方角に玄関があったとしても、室内は寒いままです。

開閉回数の多い玄関ドアの素材は、頑丈さと軽量性を持ち合わせたアルミ製が重宝されます。
ただ、アルミは熱伝導率が高く、周辺温度に影響を受けやすい特徴を持っているため、外気でドア本体の温度が変動します。

ドアに伝わった冷気は玄関内に伝わり、室内の気温を下げます。
ドア自体の素材によって熱伝導率は異なるので、素材が影響している可能性が考えられます。

また、ドアだけでなく、玄関内の床の素材による影響も考えられます。
床をタイルで仕上げている住宅がほとんどですが、温まりにくく冷めやすいという特徴があります。
足元の空気が冷めていると空間全体が寒く感じますから、床の素材も重要なポイントです。

ここでは、自分でできる玄関の防寒対策を紹介します。

1つ目は、玄関ドアにカーテンを取り付ける方法です。
実は、窓のカーテンは室内の気温を保つ役割を担っています。
それと同じことを玄関で行えば良いのです。

玄関ドアにカーテンをつけると、侵入してくる冷気を軽減できます。
突っ張り棒を用いて設置することをおすすめします。

2つ目は、高断熱タイプのドアに交換することです。
一般的には、高断熱タイプのドアは寒冷地で使われているイメージがありますが、その他の地域で使う際にもメリットがあります。

高断熱な素材でおすすめなのが、木製です。
木製は軽くて断熱性が高いのが特徴です。
金属製のものは、熱伝導率が比較的高いため、断熱材を挟み込むことで対策することをおすすめします。

今回は、冬の玄関が寒くなる原因やその対策について紹介しました。
簡単な対策をするだけで断熱効果が高まるのを理解していただけたでしょうか。
玄関が寒いことで受ける影響は住宅全体に広がりやすいため、マイホームをお考えの方は慎重に検討しましょう。