「窓」は、家の中でも重要な役割を果たすパーツの1つです。
窓には様々な種類があり、配置方法や開閉方法もそれぞれ異なります。
そのため、求める機能に応じて使いやすい窓を選ぶ必要があります。
今回は、1つの窓の形である「横長窓」についてメリット・デメリットを紹介します。
快適な住空間を実現するために、ぜひ参考にしてください。

□横長窓とは？メリットも紹介！

窓の機能は、「視認・採光・通風」の3つです。
窓の形状や開閉の種類、配置によって暮らしやすさが大きく変化します。
ここでは、窓の1つの形である「横長窓」について紹介します。

横長窓とは、その名の通り横に長く伸びている形状の窓です。
高窓として一般的な窓の位置よりも天井に近い位置に配置されることが多いです。
逆に、地窓として床面に近い低い場所に設置されることも多いです。
横長窓のメリットは、以下の通りです。

＊プライバシー性が高い

横長窓は外から見た時に屋内の見える範囲が狭いという特徴があります。
高い位置や低い位置に設置することが多いため、人の視線を感じず、安心して過ごせます

＊防犯性が高い

横長窓は外側から開閉しにくいため、空き巣の侵入経路を断てるメリットがあります。
また、開口部が狭く、仮にガラスを破ったとしても侵入するのが難しいため、防犯性は比較的高いです。

＊採光性が良い

高い位置や低い位置にある横長窓は、人の視線を気にしなくても良く、カーテンが必要ありません。
直射日光が入ってまぶしいということもなく、一日中安定した光を取り込めるでしょう。

□横長窓のデメリットとは？

次にデメリットについて紹介します。

1つ目は、開閉方式が制限されることです。
窓の形状が横に長いことから、開閉方式に制限ができやすいです。
一般的に「滑り出し窓」という方式が多いのですが、外に向かって開けるため、網戸を内側に設置する必要があり、少し手間がかかります。

2つ目は、掃除が難しいことです。
横長窓の設置場所は、高い位置か低い位置にあり、一般的な窓よりも掃除がしにくいです。
また、形状上横に長いため、外側を掃除する際に手が届かない範囲が広く、掃除がしにくいです。

□まとめ

今回は、横長窓についてメリット・デメリットを紹介しました。
おしゃれで防犯性が高く、プライバシー性も高い横長窓ですが、開閉方法が面倒といったデメリットもあります。
見た目やイメージだけで選ぶのではなく、目的を明確にして、ご家庭に合ったスタイルの窓を選びましょう。