一戸建てを所有すると、税金や修繕費などの維持費を支払う必要があります。
そのため、何も考えずに購入してしまうと、将来資金不足に陥る可能性があるので注意が必要です。
今回は、一戸建てにかかる維持費の内訳や、費用を抑えるポイントについて紹介します。

□一戸建ての維持費はどのくらい？

結論からお伝えすると、一戸建ての維持費は年間で約40万円かかります。
ここでは、40万円かかる内訳について紹介します。

＊固定資産税

固定資産税とは、所有している土地・建物に課せられる税金です。
支払い方法は毎年1回、または4回に分割して支払っていきます。
また、固定資産税は固定資産税評価額に1.4%の税率をかけて算出されます。

この固定資産税評価額とは、各自治体が定めたもので、所在地・形状・大きさ・材質などによって異なります。
また、特例を活用することで負担を減らせる可能性があるため、こちらも確認しておくと良いでしょう。

＊都市計画税

都市計画税とは、都市計画事業・整備事業の費用に充てる税金です。
市街化区域内に諸税する土地と建物が課税対象です。
都市計画税は、固定資産税評価額に0.3%の税率をかけて算出されます。

市街化区域内に属さない地域であれば税金がかからないため、課税対象であるか確認したい方は、各自治体にお問合せください。

これらの税金以外にも、築年数が経つと修繕費用が必要となります。
修繕費用として1番高いのは「外壁塗装」です。
急な出費で困らないように、資金計画を立てておきましょう。

また、万が一に備える地震保険や火災保険などの費用も必要です。
一戸建てを所有するのであれば、天災の被害を想定して、必要な費用と認識しておくと良いでしょう。

□一戸建ての維持費を抑える方法とは？

1つ目は「固定資産税の控除を利用すること」です。
前章で言及した通り、固定資産税は広さや築年数によって控除を受けられます。
戸建の建設を検討の方は、条件に該当するか確認しておきましょう。

2つ目は「点検・メンテナンスを定期的に行うこと」です。
長い間放置してしまうと、メンテナンスの際に予想外の費用になってしまう可能性があります。
大切なのは、日頃の掃除やメンテナンスを定期的に行うことです。

□まとめ

今回は、一戸建ての維持費の内訳や相場、安く抑える方法について紹介しました。
維持費は物件の種類によって変わりますが、一般的には40万円ほどです。
こまめな掃除・メンテナンスをすることで、年間の維持費を節約できるでしょう。
老後の生活まで見据えて快適に暮らせる家を建てるためにも、入念に資金計画を立てておきましょう。