新築を建てる時に、皆さんがこだわる部分は立地やデザイン、設備が多いのではないでしょうか。
デザインや設備だけでなく、暮らしの快適性を高めるために断熱材にも注目してみませんか。
最近では、断熱効果だけでなく防音効果もある断熱材も増えてきています。
そこで今回は、防音効果のある断熱材についてご紹介します。

□防音効果のある断熱材とは？

防音効果のある断熱材は、以下の3つが代表的です。

＊グラスウール・ロックウール

どちらも繊維系の断熱材であるため、繊維同士の空気層が音の吸収をします。
グラスウールが吸収した音のエネルギーは、ガラス繊維や空気を振動させるため熱エネルギーとして室内を温かくします。
遮音性は小さいものの室内の音や屋外の音、どちらも遮音してくれます。

＊ウレタンフォーム断熱材

ウレタンフォーム断熱材は、発泡系です。
発泡系断熱材は、吸音性が低く遮音性が高いという特徴があります。
高い遮音性があるため反射率が大きく、室内の生活音を防いでくれます。

＊セルロースファイバー

セルロースファイバーは繊維系の断熱性です。
様々な大きさの繊維が複雑に絡み合っていることで、音の振動を吸収します。
室内と屋外の音を吸収する性能が優れているため、高い防音効果を発揮できます。

□防音性に優れているセルロースファイバーの特徴

ここまで紹介した3つの防音効果を持つ断熱材ですが、防音性能が高く断熱性能も高いセルロースファイバーは最強の断熱材と呼ばれています。
セルロースファイバーの満足度が高いヒミツには、以下の理由があります。

1つ目は、素材的な特徴です。
先ほども紹介したとおり、セルロースファイバーは天然繊維でできた断熱材です。
気泡が多ければ多いほど、音の振動がどんどん弱まるため音漏れする音量も小さくなっていくことが防音効果のヒミツです。
セルロースファイバーは大きさの異なる繊維で構成されることで、気泡がたくさんできるため音の吸収率が高いのです。

2つ目は、施工方法です。
セルロースファイバーは壁の中に吹き付ける施工方法で、高い密度の断熱材が設置されます。
隙間が少ないため音漏れもしにくく高い防音効果を発揮してくれます。

◻︎まとめ

今回は、防音効果のある断熱材とその中でもセルロースファイバーの優れた特徴について紹介しました。
セルロースファイバーは、紹介したように防音効果だけでなく断熱性や調湿性にも優れています。
快適で静かな暮らしをしたいという方には、非常におすすめなのでぜひ参考にしてみてください。