新築には24時間換気の設置が義務付けられていることをご存知ですか。
「そもそも24時間換気ってどのようなもの」と疑問に思われている方もいるでしょう。
そこで今回は、24時間換気について必要性と種類をご紹介します。

□戸建てに24時間換気は必要？メリットをご紹介！

24時間換気がなくとも、隙間から常に換気ができているのではと思う方は多いです。
しかし、隙間からの換気では、空気に汚れが含まれたまま直接室内に入ってきてしまいます。
特に、壁の内側にある断熱材にはホコリやカビが付着しているため、決して新鮮な空気を取り込んでいるとは言い切れません。

24時間換気であれば、室内に溜まった湿気や二酸化炭素、ニオイを常に換気して室内に溜めないようにできます。
そのため、シックスハウス症候群の原因である大気中の化学物質を人に害がない濃度にまで下げられるのです。

隙間での換気で十分と考えている方は多いですが、換気の性能によって人が健康に生活できるかが変わってきます。
24時間換気を導入することで、快適かつ健康的な暮らしを実現できます。

□24時間換気システムには3種類ある！

24時間換気システムの設置は義務付けられていますが、3つの種類から選択できます。
それぞれの特徴が異なるため、しっかりと把握しておきましょう。

＊第1種換気

給気口と排気口の両方に換気扇を設置して、空気の入れ替えを行うものです。
第1種換気の特徴は、効率的な換気が行えて、最も空気の流れがコントロールしやすいことです。
ただし、初期費用が高くメンテナンスの手間がかかりやすいことがデメリットとして挙げられます。

＊第2種換気

第2種換気では、給気口のみに換気扇を設置して換気を行います。
給気口に換気扇を取り付けるため、空気を取り込む力が強く、室内の気圧を高い状態に保つことができます。
そのため、汚染物質や菌が室内に入りにくいですが、湿気が室内に溜まりやすくなるデメリットが挙げられます。

＊第3種換気

第3種換気では、排気口のみに換気扇を設置します。
そのため、第2種換気と真逆の状態になり、湿気が溜まりにくく、汚染物質や菌が室内に入りやすくなります。

◻︎まとめ

今回は、24時間換気について必要性と換気システムの種類をご紹介しました。
換気の必要性はあまり実感できないものですが、人が快適な暮らしする上では欠かせません。
そこで、家の容量に見合う24時間換気システムを導入することがおすすめです。
ぜひ、家の換気量がしっかりと取れているのか確認してみてください。