古くから日本人が生活を営んでいくなかで受け継がれてきた和室は、現代でも多くの住宅に導入されており、癒しとやすらぎの空間を与えてきました。
また、近年になって洋風テイストも取り入れたかっこいい和室を取り入れる方が増えています。
今回は、和室を家に取り入れるメリットを紹介したうえで、かっこいい和室にするためのコツを紹介します。

□和室がある家のメリットとは？

和室には、さまざまな使い方が可能である、収納スペースをたっぷり設けられる、和を感じられる、といったメリットを持っています。

まず、和室はさまざまな用途に応じて使用でき、来客を迎えるためのゲストルーム、子どもの遊び場、洗濯物を畳むスペースをはじめ様々な用途で活用できます。

また、収納スペースを多くとれるのも和室のメリットです。
奥行きがあり広い押入れが、和室には備わっており、布団や大量の洋服も収納可能です。
いくつかの衣装ケースを重ねて収納したり、突っ張り棒でハンガーポールを設置したりと便利に使用できます。

さらに、段差をもたせると床下にも収納スペースを設けられるため、より多くの収納ができます。

和を感じられるのも和室の醍醐味でしょう。
畳で使用されている、い草から醸し出される草の匂いは、人々をリラックスさせる働きをもっています。
また、い草は調湿効果が高いため、湿度が高い時には空中の水分を吸収し、乾燥しているときは水分を放出してくれます。
調湿効果によって、快適な暮らしを手助けしてくれるでしょう。

□かっこいい和室にするポイントとは？

かっこいい和室にするポイントとして、空間の繋がりを考える、畳選びに慎重になる、壁在とアクセントクロスで近代的な和室になることが挙げられます。

空間の繋がりを考えるためには、和室とLDKを同時に頭に入れながらデザインすることが重要です。
和室とLDKを1つの空間とみなし、リビングのインテリアに合わせて和室に置く家具等を決めることをおすすめします。

畳選びにこだわりを持つことも大事です。
かっこいい和室を実現するためには、フチのない畳を選択することがおすすめです。
また、い草の畳より、和紙製や樹脂製の畳は、カラーバリエーションやサイズが豊富にあるため、かっこいい和室をつくるために最適でしょう。

さらに、砂壁や塗壁の替わりに壁紙を使用することも推奨します。
壁の一面や天井に、アクセントクロスを導入することで、部屋の印象が大きく変わり、お客さまの好みに合ったかっこいい和室づくりが可能になります。

□まとめ

和室は、ゲストルームをはじめさまざまな用途で使用でき、収納スペースを多く取れたり、和を感じたりできるのが特徴です。
また、かっこいい和室にするために、リビングとの空間の繋がりを考え、和紙製や樹脂製の畳を取り入れたり、壁紙を使用することをおすすめします。
どの和室をつくるにしても、日頃から外観・間取り・インテリアの写真を収集し、自分が目指したい和室のイメージの解像度を高めることが大切です。